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OpenLDAPでユーザ管理サーバを構築する際に参考になる本 [LDAP]

最近、OpenLDAP を用いてユーザ管理サーバを構築することになり、
LDAP という単語程度しかしらないあたしは、書籍を読み漁ってました。

LDAP 関連の書籍はかなりあるのですが、Linux のユーザ管理に関して
記載されていることを前提に、以下の書籍を読みました。


まず、こちらの書籍。

システム管理者のためのLDAP徹底理解
太田 俊哉 中満 英生 堀田 倫英 菊池 研自
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 196220


この本は、内容的には入門書とは言い難いですが、
LDAP に関して順を追って理解していくには、分かりやすかったと思います。
ただ、Amazon のレビューにも書かれているように、
何度も同じ内容が繰り返し記載されているので、イライラするかもしれません。
あたしは復習のつもりで読んでいたので、これが逆に分かりやすかったですw

また、LDAP を Web ブラウザ上で管理するための phpLDAPadmin の使い方が
詳しく紹介されています。

前半は、仕様書的な中身の濃い内容になっていて、
手っ取り早く LDAP を理解したい人にとっては向いていないかもしれません。
後半は、Linuxのユーザ管理は勿論、メールサーバや Samba との連携方法について、
具体的な設定方法が記述されています。

おそらく、この本が1冊あれば、事足りるような気がします。
あたし的には、LDAP を理解するには、いちばんおススメの本です。



次にこちらの書籍。

入門 LDAP/OpenLDAP―ディレクトリサービス導入・運用ガイド
デージーネット
秀和システム
売り上げランキング: 80278


こちらも、内容的には先の書籍と同じような感じで、
前半に LDAP の概要、後半にユーザ管理をはじめとする各サーバとの連携方法が
具体的に記述されています。

LDAP の概要については、どちらかというと簡潔にまとめられています。
ただし、あたしの印象としては、LDAP を勉強しようとする方には
説明が少々物足りないような気がします。
その名の通り、OpenLDAP の導入ガイドというだけあって、LDAP の仕様はコンパクトに
まとめられており、各サーバとの連携方法の説明がメインの内容になっています。

実際に OpenLDAP を用いてサーバを運用する際には、
かなり役に立つ1冊になるかと思います。いわゆる実戦向きの本です。

そういう意味では、先の本を教科書的な感じにして、併せて読むといいかと思います。



最後にこちら。

LDAP -設定・管理・プログラミング-
Gerald Carter でびあんぐる
オーム社
売り上げランキング: 82619


こちらは、LDAP を全くしらない方が読むのに適していると思います。
ただし、訳本ですので、あたしには少々読みづらく感じました。
また、実戦的な内容が少々不足しているように思います。

こちらの本の欠点は、出版年が2003年と少々古いため、
上の2つの書籍が存在する現在では、敢えて手に取る必要性は無いように思います。
NIS に代わる LDAP という項は興味深いのですが、
上の2冊があれば事足りてしまいました。


この3冊を読み終えて、LDAP がどんなものなのか、理解出来ました。
そして、ユーザ管理に NIS を利用するのが時代遅れだということも
良く分かりましたw

今後、実装に入っていきますが、導入メモとして
後々、まとめていきたいと考えています。
タグ:LDAP

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